業務用エアコンが雑巾くさい!不快なエアコン臭はどうにかできる?

エアコンをつけた直後に、濡れたまま放置していた雑巾のような不快なニオイがした経験はありませんか?

そのうち消えるんじゃないの、と軽くお考えかも知れませんが、実はこのニオイ、エアコンのクリーニングが必要になったことの、合図であることが多いのです。

店舗やオフィスでの不快なニオイは、お客さまや社員に従業員に集客効果や店舗イメージにも悪い影響を与えます。そこで不快なエアコン臭の原因と対処法について、自分でできる方法も交えてご説明します。

ご家庭でお使いのエアコンのニオイ対策としても参考になさってください。

エアコンが雑巾くさい臭いを発生する原因は?

異臭の元はエアコン内にたまったホコリなどの汚れと、それを養分にして発生したカビから生じる臭いです。特に、高温多湿な環境を好むカビにとって、結露のできやすい夏場は絶好の繁殖のチャンス。増えたカビが冷風と共にまき散らされて、室内に不快な臭いが漂うのです。

<ニオイの源のカビはアレルギー症状の元凶

掃除せずにいたエアコンの中でカビはどんどん増えて胞子を飛ばします。この胞子を人が吸い込んでしまうことで起きるのが鼻炎や気管支炎など、アレルギー性の呼吸気疾患です。カビは皮膚につくとアトピー性皮膚炎に、目に入るとアレルギー性の結膜炎を引き起こします。

<放っておくとこわい肺炎に

エアコンのニオイを放置して使い続けると肺炎に至ることもあります。エアコン由来の夏型肺炎で、汚れたエアコン空間の中にいる間は咳・痰・発熱を何回でもぶり返すというつらい症状のある病気です。

エアコンからイヤなニオイがしたら、それは危険信号。エアコン内部の掃除によりクリーンな状態に戻すしか方法はありません。早めの対策でカビの繁殖にストップをかけましょう。

臭いの原因を自分で対処するには?

カビの生えやすい箇所を重点的にお掃除しましょう

エアコン掃除とひとくちに言っても、汚れ具合によって、自分でできるものからプロに依頼した方がいいものまで様々ですが、ここではふだんの掃除のついでにできる簡単なカビ対策をご紹介します。

まず、カビはエアコンのどの部分に繁殖しやすいのかを知っておきましょう。カビが生えやすいのは、①フィルター、②ルーバー、③エアコン内部の送風ファンやフィン、などです。エアコンを外から覗き込んで、吹き出し口付近に黒ずんだ汚れを見つけたらカビが生じていると思っていいでしょう。

③の送風ファンやフィンなど、内部パーツの掃除には分解が必要なので慣れないとむずかしいですが、①のフィルターや②のルーバー部分は比較的手軽にできます。

フィルター掃除:ははずして水洗い

フィルターは、前面パネルを開けてフィルターの手前の部分を引き下ろせば取り外せます。掃除機でホコリを吸い取ってから、中性洗剤や重曹で水洗いした後、仕上げに消毒用エタノールをふきかけ、十分に乾かしてから元通りに装着します。

ルーバー掃除:付けたままで拭き掃除

ルーバーというのは、エアコンの吹き出し口についている、風向きを変えるための動く羽根板です。取り外して洗うこともできますが、ここでは、付けたままで掃除する方法を紹介します。

カバーを開け、掃除機のすきま用ノズルを用いて、ルーバーと吹き出し口周辺の汚れを吸い取ります。ルーバーの奥の方まで吸引しておくと送風ファンのカビも一部は除去できます。

次に、濡らしたボロ布を割り箸などに巻きつけたものでルーバーと吹き出し口のカビを拭い取ります。仕上げに消毒用エタノールを含ませた布で拭いて、アルコール消毒します。

日常で気をつけることは?

こうしてフィルターとルーバーを清潔にしておくだけでも、カビの繁殖防止になります。カビは乾燥を嫌うので1~2時間送風運転し、エアコン内部の水分を乾燥させるのも効果的です。エアコンを使用しない期間中にときどき送風運転しておくこともおすすめです。

※冷房運転が終わった後、自動的に送風(または暖房)に切り替わる機種も登場しています。1~2時間かけてエアコン内部を乾燥させるので、結露ができるのを防ぐことができます。

エアコンの悪臭はカビの繁殖を抑えることで解決します。早めのカビ対策で、ニオイに悩まされない快適な環境を作りましょう。

自分で掃除するときの注意点

エアコンを掃除する際は、感電などの事故を避けるために、必ず事前にコンセントを抜いてください。また、高い位置にあるエアコン掃除には、しっかり固定できる脚立を用意してから作業にかかってください。

エアコン洗浄用のスプレーもありますが、表面から吹きかけただけでは汚れを奥へ追いやるだけで、エアコン内から取り除けていないことがあります。また、吹きかけた洗浄液の洗い流しが不十分だと、残った洗浄液が再び汚れの原因になるので注意が必要です。

もしかしたら、外が原因かも

イヤなニオイは必ずしも室内機だけに原因があるとは限りません。室外機の周辺も見てみましょう。室外機に設置されているドレンホースやダクトに異物が詰まると正常な排水ができなくなり、不潔な水がたまって悪臭を発生することがあります。

<ドレンホースの詰まりをなくす>

ホースの先にゴミなどが詰まっていれば取り除き、排水口付近にじゃまになるものが置かれていれば、ホースの口の向きを変えて流れやすくします。

<ホース内部の詰まりをなくす>

ホース内部が詰まっているようなら、掃除機やポンプを使って異物を取り除きます。

<ダクト内のつまりをなくす>

ダクト内部が詰まっているようなら、ドレンホースと同様に掃除機やポンプを使って異物を取り除きます。

エアコンのニオイ対策はプロに任せるのもおすすめです

ここまで、エアコンから出る不快臭が実はエアコン内部の汚れ具合の警告サインであることを説明してきました。ニオイの元になるカビは、水分とエサになるホコリがあればエアコン内部にも発生します。内部にカビのすみついたエアコンをそのままで使い続けると、健康被害が生じるばかりでなく、エアコンの空調性能を悪化させる可能性があります。

ニオイ対策には内部までのクリーニングが必要ですが、業務用エアコンの場合は埋め込み式の形状であるため、分解しての掃除はとても難しく、誤った方法で行えば、機器を傷めるだけでなく、重大な事故を招く危険性にもつながります。

フィルター掃除に関しても、少しでも自分にはむずかしいと思われたら無理をせずプロに依頼されることをおすすめします。

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私たち「双葉設備興業」は創業以来約50年間、空調設備等の保守・メンテナンスひと筋に歩んできた企業です。
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適切なメンテナンスを施すことは故障率を下げ、エアコン寿命を伸ばすことにもつながります。室内機だけでなく、室外機のクリーニングにも対応しています。
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大阪府内
商業施設の空調設備のメンテナンス
大阪府内
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大阪府大阪市北区
オーバーホール(エアコン洗浄)
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